2010年10月1日金曜日

リエカと川崎、なぜ姉妹都市??

リエカ市はクロアチア北部クバルネル地方(クバルネルとは、4つの島を意味し、この地方にはアドリア海に大きな4つの島が点在しています。)の中心都市、クロアチア第一の港町です。(ちなみにリエカとはクロアチア語で“川”をさし、町外れ、ヨットハーバー近くに、実際に海に注ぎ込んでいます。)

ここが川崎市となんと三十年以上も前から、姉妹都市関係にあったなんて!なぜなんでしょう? 街の中心の歩行者天国、(そう、ここがリエカのカーニバルの舞台になるんですが、、、そしてその主役が”モルチッチ”なんですが、)の南端には、友好関係を象徴する、日本から送られた可愛い銅像が立つ泉もあります。三十年以上前と言えば、今ではこの世に存在しなくなった、ユーゴスラビアの時代ではありませんか。港?造船? 長い事悩んでやっと川崎市に尋ねました。川崎市総務局交流推進課の萱原(カヤハラ)さんが、丁寧なご返事くださいましたので、皆さんにご紹介しておきます。

リエカ市との交流について、

リエカ市は、中央ヨーロッパのクロアチア共和国の港湾都市であり、人口は約14万人、面積は約44km²です。ア ドリア海に面した有利な地理的条件を活かした国内最大の貿易港を有しています。現在、港湾施設の再開発と道 路の基盤整備を進めており、世界への窓口として大きく変化しようとしています。

また、リエカ市は豊かな文化遺産を有し、多国籍・多文化の都市としての独自性を持っています。市内には少な くとも11の少数民族が居住しており、祖国の芸術、音楽、舞踊等を通じて、リエカ市の文化や社会に多様性を与え ています。また、ヨーロッパのカーニバル都市連合(FECC)に加盟しており、リエカ・カーニバルをはじめ、年間を通 じて数々の祝祭イベントが開催されています。


提携の経緯

1976(昭和51)年 4月

伊藤市長(当時)がイタリア・ミラノ市で開催された世界大都市市長会議に出席した際、ユーゴ常設 市町村会議で、姉妹都市交流について意見交換を行った結果、リエカ市を紹介された。

7月

川崎市とリエカ市との姉妹都市提携について、リエカ市国際協力委員会で承認された。

9月

川崎市議会本会議で、リエカ市との姉妹都市提携議案が全会一致で可決された。

10月

リエカ市議会で、川崎市との姉妹都市提携議案が全会一致で可決された。

1977(昭和52)年 4月

リエカ市代表団が来川し、姉妹都市提携予備会議を開催した。

6月

伊藤市長を団長とする川崎市代表団がリエカ市を訪問し、姉妹都市提携盟約書に署名し た。


主な交流実績

市民交流団の訪問、議会交流、労働交流、教育界交流、文化交流、スポーツ交流、経済交流、物産展、調 査・研究、記念出版

川崎市以外の交流都市

ノイス Neuss(ドイツ)、ロストック Rostock(ドイツ)、青島 Qingdao(中国)、リュブリャーナ Ljubljana(スロヴェニア)、 ファエンツァ Faenza(イタリア)、エステ Este(イタリア)、チェペル Csepel(ハンガリー)、リンツ Linz(オーストリア)、グ ディニャ Gdynia(ポーランド)、ヤルタ Yalta(ウクライナ)、アレクサンドリア Alexandria(エジプト)、ロレット Loretto(イ タリア)


モルチッチって?このつづきはまた後日、、