2010年11月2日火曜日

モルチッチ!

先のブログから、時間が経ってしまいました。
”モルチッチ”のお話です。

クロアチア第一の港町、リエカ市は、クロアチアの北部、アドリア海を北に突き当たった所、19世紀に保養地として発展した、オパティアから、湾を13キロ程南東に回ったところに位置します。現在の町並みは、長く支配されたオーストリアの影響濃く、町中の歩行者天国を縁取る建物も、港近くのオペラハウスも、まさにハプスブルグ家当時の威厳ある建物ばかり。町を見下ろすトルサットの丘には奇跡のマリア教会、そしてヨーロッパでも屈指のカーニバルの街。2月には市をあげて、盛大なカーニバルが行われ、大変なにぎわいになります。このリエカ市が1991年、市のシンボル、公式マスコットに認定したのがこのモルチッチ。そしてモルチッチに扮した市民がカーニバルの主役でもあります。
頭に豪華な白いターバン、立派な飾りの衣装、不思議な名前と黒人風の容貌。どうしてもクロアチアと結びつかないこのジュエリーは、リエカの歴史的、地理的な環境がおおいに関係しています。


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